今の状態と、その原因に関する考察

　自分がうつなんじゃないか？と疑ってから、いっそうキツくなった気もします。なかなか治りません。原因とか、どこからか、とか考えてみる。

　去年の秋以降、ついに野望の1つである大会（百式）開催へ向けて動き出し、予想や目標を上回る200人以上の人にエントリーしてもらった。これは百式やO-Newsに対する期待や評価として受け止めた。こちらとしては気軽な、練習会の延長のようなものをやろうとしていたので、参加者と多少の温度差はあったかもしれない。参加者だけでなく、僕以外の運営者も軽いノリが少し重さを持ちつつあったように思う。まぁ、参加者があれだけ集まればそういう気持ちを持つべきなのかもしれない。だけど変わらなかった僕の意思は強いのか鈍感なのか。

　しかし、百式は中止になった。僕自身が軽いノリだったので、どこかの学生大会とかのように1年間がんばってきたのにとか、寝る間も惜しんで尽力してきたのに…とかいうのはなかった。そんな必要以上の消費はしたくなかったし、そういう運営にしようと思っていたから。ただ、野望の第1歩を踏み出そうとしていたのに出鼻をくじかれた気分だった。

　中止になったあと、まだ興奮は残っていた。もう一度やってくださいよ、というような声も届いており、それはやるつもりだった。今回のエントリー費の儲け分は、中止になったので使いにくい。次の大会で今回エントリー者に対する優遇に使うことに。まぁそれは異論は無い。だけど無料にするのは無いな、と思った。プラマイゼロにするのではなく、次で更に儲けられるような、そんな計画を立てなくては。宙ぶらりんの予算が気持ち悪くもあったので、次回はなるべく早くやりたかった。

　5月の連休が空いていることに気づいた。そこで大会をやるべく準備を始めた。だが、外部との調整どころか、内部の調整すらうまくいかなかった。焦っているんじゃないか？とも言われた。あぁ、確かに焦っていた。当時もそれは自覚していた。でも、焦って急がなければ間に合わない、手遅れになってしまうし、早くやりたかった。

　結局2月は中止になり、なんとなくトレーニングしない日々が続き、5月の大会も手遅れになった。いろいろうまくいかないな、と思った。まぁうまくいかないことは、よくあることというか、十分予想できることなのだが。ここでふと気持ちが切れて、先が見えなくなった。そして、僕はいつの間にか29歳になっていた。4月にはオリエンテーリング年齢で30歳になった。

　30という年齢を見て、己の人生のこれまでとこれからを見てしまった。先が見えない。不安がのしかかる。今までも、今でも、なるようになる、なんとかしようとすれば何とかなるのだから、なんとかするんだ。という楽観主義でやっているのだが、一旦さした影は消えていない。野望の先にあるものと今をつなぐ場所が見えない。そんな不安が薄く、だけど広く覆うようにかかっていた。

　今の状態はよくない、なんとかしなくては。自分なら何とかやれるはずだ。動かなければ進まない。早く動き出さなければ。そういう気持ちだけが進み、ただの焦りに変わり、実際の身体は動かない。

　そんな風にして、今の軽いうつ状態になったんだと思う。
まぁ、一応ネタにできるくらいの元気はあるんで。

　で、百式なんだけど、秋から冬にやろうと思っていた。

う〜ん…選択肢が無くなって行く。今思うと、あのころ焦っていたのはこういうのも予想していたのかな？