兄からの電話

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 昼前、携帯電話に兄からの着信。ふむ、普段は兄から電話が来ることなどめったに無い。過去の記憶を呼び起こすと、それは数年前、祖母の訃報が入ったときのこと。あとはまぁ、B’zのCDがどうのとか、そういう電話があったこともあるが、こんな昼に電話することじゃない。では何があるというのだろうか。胸騒ぎがする。

 昼休み、兄に電話をかける。最初繋がらず、少ししてから兄から着信。どうやら向こうも外のようだ。そして知らされたのは祖母の姉妹の死。大叔母、というのかな。祖父母の家(つまり母親の実家)の向かいに大叔母の家もあり、親戚の集まる家になっていた。そのこ、「向かいのおばあちゃん」の死の報せだった。

 今年の年始、一応の親戚周りで会ってきた。やはりしばらく会っておらず、しかも痴呆になっていたので、もう僕の顔などわからなかった。それは悲しいことではあったけど、言動は元気そうだった。そして、親戚の子のひとり(はとこの息子)がおばあちゃんと仲良くて、痴呆だったおばあちゃんも、彼のことはよくわかっていたみたいだった。それに感心して、お年玉をもっとたくさんあげようかと思ったほどだ。

 亡くなったのは金曜のことで、今日が通夜、明日が葬式だという。

 やはり、心が落ち着かない。兄からの電話、次に取るときが怖い気もする。

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この記事を書いた人

静岡県静岡市清水区在住のウェブサイト運営者。ネット上ではc-miya、orefolderなどの名前で活動しています。

ストレスに弱いので、できるだけ好きなことだけをして生きたいと思いながら生活しています。「楽しい」が優先順位の一番上に来るようにしたいですね。

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