ゲートボールから普及を学ぶ

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 うちの協会には、まぁ付き合いがあって、いろんな協会の広報誌などが送られてくる。けっこう楽しく読ませてもらっているのだけど勉強にもなる。日本ゲートボール連合の広報誌「ナイスパル」の読者コーナーで今月は「新メンバー獲得法」というものがあった。普及に関して、参考になるかと思うので、引用する。ただ載せるだけだと引用にならないので、それぞれコメントというか僕の考えも付けておこう。

自治会のGB大会で勧誘!

 我が地域では、毎年1回、行政区の自治会で組対抗GB大会を開催しています。参加者のほとんどがはじめての方なので、ゲート通過やタッチ、スパーク打撃を、ゲーム中にコート内に入って指導しないといけないほどです。その中には、センスのある方やゲーム性(作戦)に興味を示す方がいるので、このような方々に地域のGB部や市・県GB連合への入会勧誘をしています。毎年1〜2名の入会があるので、新メンバー獲得の成果は出ていると思います。
 しかし長い目で見ると、地域の小学校などでクラブ活動を盛んにしてジュニア・ミドル世代の充実を図ることが不可欠です。ここが今後の努力目標だと思っています。いまや世界中に愛好者がいることを紹介しながら、地道にGBの面白さ、奥深さを広めていきたいです。

石川県なんかでは、市の体育大会なんかでオリエンテーリングが実施されることもある。そういう機会を逃すな、ということでもある。
地域の小さな大会でも同じような効果があるのかもしれない。ただ、そこで勧誘して、紹介できるクラブなどが必要であり、そのクラブに受け入れ態勢があることが重要だと思っている。入った(紹介された)だけで終りになってはいけない。新人をオリエンティアに育てるのはクラブの仕事。

サラリーマン退職者を誘え!

 地元の大会で、1チーム不足することがあり、新人を含めた混成チームをつくる必要に迫られたときがあります。主にサラリーマン退職者をはじめ、知人、近所の人を誘い、それがきっかけで新メンバーになってもらった例が何件かあり、成果をあげています。

まぁまずは周りの人を誘えってことか。人が増えるまでいかなくても、とりあえず僕は会う人会う人(仕事上だとか不動産屋の担当まで様々)に自分がオリエンテーリング選手であること、オリエンテーリングの競技性を話している。「知らない」から「やったことはないけど知ってる」にするだけでも無いよりはマシ。

常にあらゆるところに新人獲得の網を張る

 ここ10年間、小中学校への呼びかけ、老人クラブへのPR、体育協会内の婦人スポーツ関係グループとのGB交流、町民運動会でのゲート通しの実施、GBコートへ見学に来た人たちを勧誘するなど、様々な取り組みを行ってきました。このように、常にあらゆるところに新人獲得の網を張っておくことがコツです。中でも一番効果があったのは、町GB協会主催によるGB教室です。GBの押しつけにならないように指導し、それに対して受講者は誠実に対応し、興味を持ち、自らも研究し、GBの仲間入りをしてくれました。

オリエンテーリングの普及の網も、もっと広げられるし、重要なのはそれを実施することだと思う。それができる体力ある人(たち)が少ないといえばそうなんだけど。言うだけ・考えるだけ・議論するだけよりも、まずは実践が重要。まぁ僕も実践出来ていないんだけど。オリエンテーリングが網を晴れるところってどんなところがあるだろうか。

新人育成のための大会

 町内で新人育成のため、会員3人、新人2人でチーム編成した大会を年3回実施している。大会に参加するために練習する新人さんが毎回必ず誕生するので、そこをメンバーに勧誘する。

町内という狭い範囲で年3回という密度の濃さがいいんだと思う。1回体験して、面白かったからまたやりたい、次はどこ?→隣の県の…ではモチベーション下がる。次に県内ではいつ?→来年の今頃…ではもう忘れている。短い期間に繰り返し実施、というのは必要なんじゃないかな。

楽しくプレーする姿を見せる

 大会や練習時ともに、しっかりした身なりで、ルール・マナーを大切にしたゲームを展開し、見ても楽しく、プレーしても楽しいGBを続ける。このことに尽きる。

普及とか関係なしにこれは必要だよね。対外的にも。ウェアがカッコ悪いとか奇抜だとか言うひとはそれをデザイン(決定)したのは自分(たち)だということを忘れていないか?デザインも型もそれなりに自由になるんだから、ちゃんと選べよ、と。
コンビニに入れないとかはまぁ、サッカーや野球のユニフォームだってやっぱり奇抜だよ。単に人々が野球だとかサッカーだとかに結び付けられるだけで。
もっと自分たちのユニフォームに誇りを持とうぜ。(持てるようなの作ろうぜ。)

まぁ、そんな感じで。ゲートボールもなんだか老人のスポーツみたいなイメージがあるかもしれないけど、実は強い方に少年的な年齢もいるようだ。なんかの決勝が高校生チームVS老人チームとかもあった気がする。そんな老人スポーツのイメージ(オリエンテーリングで言えばみんなで歩くイメージ)があって、それを何とかしようとする所は共通なのかもしれない。

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この記事を書いた人

静岡県静岡市清水区在住のウェブサイト運営者。ネット上ではc-miya、orefolderなどの名前で活動しています。

ストレスに弱いので、できるだけ好きなことだけをして生きたいと思いながら生活しています。「楽しい」が優先順位の一番上に来るようにしたいですね。

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