なんか、はてブを見ていたらちょっと気になる物を見つけました。いや記事そのものはまったく問題ないのですが、はてブのコメントを読むとなんだかいろいろ誤解している人がいるなぁ、と。
なにが誤解なのか
気になる記事というのはこれです。
記事の内容としては、新しく出たmacOS 10.14 Mojaveで「時刻に合わせて壁紙が変化する」というのを軽く紹介しつつ、それの内容(画像)を変更してミクさんにしたよ、というものです。
ただ、そこで紹介されているのがWallpaper Engineのミクさんが動くというもの。まずここで勘違いして、Mojaveの機能でミクさんが動く壁紙ができる、と読み取った人がいるようです。
今回の記事は壁紙を動画で動かすものではなく、同じ動画から切り出した静止画を時刻に合わせて表示する(というか画像を差し替えた?)というもの。あくまで静止画であり、16枚と言っているので1日のうちで16枚の壁紙に切り替わるというだけです。
Wallpaper Engineはこちら。
ここにいくつもの動く壁紙(というか動画を再生する壁紙)があって、そのなかにミクさんのがあるということ。そしてそのミクさんというのはYouTubeにアップされているlivetuneの「Redial」という曲のMVから切り出したものです。許可をとっているのかは知らないですけど、今Wallpaper Engineでは同じようにRedialから切り出されたコピーのようなものが大量にあるようです。
livetune feat. 初音ミク「Redial」Music Video
この動画の1分15秒くらいからのところを切り出しているんですね。
でも、なんというか、ブックマークコメントを見ていると勘違いしている人が時々いるようですね。
ちなみに、Androidのアプリでも同じようにRedialから同じ部分を切り出してるライブ壁紙アプリがあります。
これも可愛いけど、権利関係は知りません。
Windowsでもできるよ
Windowsでも昔から壁紙はいろいろあって、Windows10でもデフォルトで時間による壁紙の変更は可能です。細かい設定はできないけど。
設定の「個人用設定」から「背景」で「スライドショー」を選び、表示する壁紙画像の入ったフォルダを指定すればOKです。
画像の切り替え間隔は「1分」「10分」「30分」「1時間」「6時間」「1日」から選べます。私は「シャッフル」をオンにしていますが、これをオフにすれば(たぶん)ファイル名の順番に表示されるので、間隔を1時間にして24枚用意すれば1時間ごとに時刻に合わせた壁紙も可能でしょう。
私は適当に壁紙サイトなんかからダウンロードした画像を専用フォルダにまとめて、30分ごとに切り替えるようにしています。デスクトップを見る機会というのは(特に小さなディスプレイやノートPC使っている人は)少なくなってきているとお見ますが、けっこう切り替えの瞬間にちょうど出会うこともあります。そういうところでも時間の経過が知れるのは面白いですよ。
まとめ的な
ブックマークコメントを見ていると「いいなー」とか「Macに変えたい」とかいう人もいますが、普通にWindowsでは昔からできてますし、たぶん探せばもっと細かくできるようなフリーソフトもあるんじゃないですかね。
件の記事を書いた人にはそんな気はなかったと思いますが、妙な誤解で話題にする人もいるもんだな、と。これは単にMojaveの機能というだけでなく、それをきっかけにしてミクさんという注目を集めやすいコンテンツ、そして少し前に話題になったWallpaper Engineも絡ませることでここまではてブを集めたのかなーと。意図的にやったのだとすればうまいなーと思います。たぶん違いますが。