商品レビュー記事などでガジェット等の撮影、いわゆる物撮りすることがあると思います。この物撮りも、うまくやろうとするとそれなりの機材やテクニックが必要になったりして大変です。
そんなにお金はかけられない…なんていう場合でも、100円ショップで買えるアイテムを使うだけでも「それっぽい」写真は撮れるものです。私が普段使ってる環境とは少し違いますが、似た環境が100円ショップのアイテムで構築できるで紹介します。
撮影ボックスは使わない・目指さない
こういう物撮りのために、Amazonなんかで「撮影ボックス」を購入する人がいます。私も結構前に購入しました。でもすぐに使わなくなりました。
あれも悪くないと思いますが、うまく撮るにはそれなりにテクニックが必要です。カメラの知識があまりない人が使っても、ボックス内の継ぎ目や角が写ってしまってなんとも素人臭くなります。
「100円ショップで撮影ボックスを作る方法」なんてのもありますが、物撮り初心者なら撮影ボックスは使わないほうがいいと思います。…個人的には。←弱腰
100円ショップのアイテムで作った撮影ブース
ダブルクリップ・タコ紐・模造紙(もしくは色画用紙)、必要なのはこの3つだけです。どれも100円ショップで手に入ります。
写真を見れば一目瞭然ですが、模造紙をダブルクリップで挟んでタコ紐で吊るしてるだけです。写真では簡易テーブルの上に載せてますが、別にタコ紐を伸ばして床に模造紙を敷いてもいいのです。要するに、模造紙で真っ白な背景を作れればいいのです。背面は折り目のないなだらかな曲線になるようにします。
ダブルクリップから伸ばしたタコ紐は、こうしたハンガーを掛けられるようなところに引っ掛けます。同じものではなくても、ハンガーを掛けられる所(長押など)があれば、そこにハンガーを掛けてそれにタコ糸を結びつけてもいいです。なんならズボン用のクリップが付いたハンガーで直接模造紙を吊るしてもOKです。
実際に写真を撮ってみる
ちゃんとしたカメラと三脚を使ったほうが良いのは言うまでもないですが、100円ショップの三脚とスマホでも撮影できます。
撮影できる大きさは模造紙の大きさにもよりますが、比較的高さのあるものでも継ぎ目のない白背景にできます。
実際に撮れた写真がこちら。実際に使うにはいろいろ加工したほうがいいですが、白背景で「それっぽい」写真になったでしょう?
セリアで大きめの色画用紙があったので使ってみました。
これはこれでアリじゃないですか?
今回は緑しか買いませんでしたが、もっと他の色も揃えてみると良いかもしれませんね。100円なら気軽に増やせるというものです。
慣れてきたら良いものに買い換える
今回の撮影ブースは簡単に作れて有用ですが、模造紙や色画用紙はなかなか保管が難しいです。丸めて置いておくとクセが付いていざ使うときに丸まって苦労しますし、折りたたんで折り目がついたり、シワが付いたり、破れたり…。まぁ100円ですからね。
Amazonなんかには、背景として使えるもっと強いPVCの背景紙や無地の背景布があるので、それらを使うのもいいです。ちなみに、つや消しのほうが良いですよ。
価格:1600円(2020/05/18時点)
私が使ってるのはこれです。ただ横幅が60cmしかなく、最近はちょっと狭いなと思うことがあるので、できれば横幅100cmくらいのものがいいと思います。
価格:3480円(2020/05/18時点)
白黒2色あると物によって使い分けができて良いです。私もそのうち買おうと思っています。
まとめ
撮影ブースや背景など、こだわるといろいろあるのですが、室内で簡単にできるものとしては今回のものが案外使えます。模造紙はダイソーで買いましたが、ほかの100円ショップでもあるんじゃないでしょうか。できるだけ大きいのが良いですね。
ガジェットブロガーなんかでも、割と背景に生活感が出てしまってなんだか惜しい写真の人がけっこういます。今回の方法で白背景にすると、それだけで「それっぽい」写真にできます。投資額としても大きくないですし、ぜひ試してみてください。