X(旧Twitter)がURLをtwitter.comからx.comへと自動転送(リダイレクト)するように変更しました。これを受けて私のOREFOLDERを含むメディアは記事にしたのですが、その記事をX(旧Twitter)に投稿するとタイトルが「x.comからx.comへとリダイレクト」と表示されてしまう例がいくつかありました。うちもそうです。
x.comからx.comへとリダイレクト
これは、元の記事はちゃんとtwitter.comと書いてあるのですが、Xに投稿すると(投稿入力画面ではそのままなのに)勝手にtwitter.com→x.comにリンク文字列が変更されてしまうからです。
それを回避するために間にスペースを入れるというのがよくあるパターンのようです。
…が、なんというか、これ…SNSでの投稿というか仕様のために記事タイトルという重要なものが変更せざるを得ないというのは、なんだかすごく嫌な気分です。
ドットの前にスペースを入れたタイトルについて、上の窓の杜の記事では「(人間が見る分には)意味が伝わるように」と書かれていますが、この空きはなんだか気持ち悪いです。
「ゼロ幅スペース」を知る
これ、どうにかできないのかな?と思っていたら、「ゼロ幅スペース」というものを知りました。
これは要するに、「あるんだけど見えないスペース」ということらしいです。UnicodeではU+200Bに割り当てられています。
普通のスペースで見栄えが悪いんだったら、このゼロ幅スペースを使えば良いじゃない。ということで、うちのサイトではこれを採用することにしました。
これを使えば、見た目は普通にスペースなしに見えて、それでもX上でtwitter.comのまま表示できます。
XのURLがtwitter.comからx.comへ転送されるように | OREFOLDER https://t.co/jhNZuhhKUb
— orefolder (@orefolder) May 17, 2024
これでええんか?
ドットの直前にゼロ幅スペースを入れたのでリンクの青文字になってすらいません。が、あくまでタイトルなのでリンクされる必要もないので問題ない。
一番の問題はX側の仕様だとは思いますが、そのとりあえずの対処として、普通のスペースを入れるよりはゼロ幅スペースのほうが見た目的には良いと思います。
ゼロ幅スペースをどうやって入力するか…。→←この矢印の間にあるので、2つの矢印ごとコピーして、矢印を消せばOKです。先程のUnicodeのサイトでもゼロ幅スペース単体でコピーできます。
テキスト内にゼロ幅スペースを入れてくれるサイトもあります。
…
Xの仕様はどうかと思いますが、今回ゼロ幅スペースをいう存在を知ることができたのは良かったです。
さらに別の方法も
ドットを「.」(U+002E)ではなく「ꓸ」(U+A4F8)にするとドメイン名にならないのだ
https://b.hatena.ne.jp/entry/4753597275630086016/comment/Imamura
U+A4F8というのはフレイザー文字というものの1つらしいです。ドットと似てるけどちょっと違う。