人生の約3分の1は睡眠です。だからこそ睡眠の質、快適さにはこだわらなければならないはずです。そんなわけで、自分の睡眠の質の改善…というか肩こりの原因を1つずつ潰していくためにオーダーメイドの枕「じぶんまくら」を購入しました。
QOLの向上のために
じぶんまくら購入のきっかけというか、原因の1つは「肩こり」です。いやもう、かなりひどいのです。肩こりの原因は長時間PC机に向かって作業(や遊び)をしていることです。
原因はわかっているのですが、それをやめられないというのもあります。なのでエレキバンを買ったり低周波治療器を日常的に使っていたりします。
今回のじぶんまくらもその肩こりの状態を少しでもよくするための方策の1つです。これ1つで解消するとは思っていませんが、睡眠の姿勢も肩こりに影響するようですし、原因になりそうなものは1つずつ潰していこう、という作戦です。
…
まぁ、そういった事とは別に、自分の人生を考えることが最近多くありまして、人生の質…Quality Of Life、QOLを高めていきたいなと思うことが増えてきました。以前に比べれば自由にできるお金も増えてきているので、お金で買える幸せはどんどん買っていこう、という姿勢です。
良いものに囲まれての生活は幸せで、QOL高そうじゃないですか。目指せ、しあわせ人生。
オーダメイド枕「じぶんまくら」
睡眠の質に枕が大きな影響を持つことはよく知られています。そのため、様々な枕が売られていますが、本当に多すぎるほどにあります。私も低反発なものや形状が独特のものなどいろいろ試してきました。
しかしそれでうまいこと自分に合う枕と出会えればいいのですが、種類が多すぎる(というか個人差がありすぎる)ために本当に自分に合う枕と出会える可能性は低いでしょう。そこで、それぞれの人に合った枕をオーダーメイドで作成するというのが「じぶんまくら」です。
ちなみに、スタンダードタイプの「じぶんまくらレギュラー」で税抜き25,000円します。かなりお高い枕です。でもまぁ、合わない枕100個を試すよりは、安上がり…だと思います。これで心地よい眠りが手に入るというのなら…。
購入までの流れ
じぶんまくらは全国に店舗があります。オーダーメイドなので、実際に店舗で「ピローアドバイザー」の方に身体のサイズなどを測ってもらって、その場で枕を作成してもらいます。
私の場合は車で20分ほどのところにあるイオンモールつくば内にあったので、そこでお願いしました。
身体のサイズを測定
店舗に行き、じぶんまくらを作成したいことを伝えると、まずは身体のサイズを測ります。「人は立っている時の姿勢が一番リラックスした状態」といわれているらしく、じぶんまくらではこの状態をそのまま90°倒した状態で眠れるような寝具を目指しています。
身長を測る器具のようなものの前に立ち、首や背中などの背面のS字の高さ(?)を測定します。
その結果が下の画像のものです。私はお尻よりも背中が出た、背中のラインのカーブが強い「背出タイプ」でした。
タイプとしては、おおまかに6つに分かれるようです。
これはまくらの作成にも使いますが、ほかにも敷ふとんのオーダーメイドもあるので、そちらでも使います。
アンケートに回答
次に簡単なアンケートに回答します。
寝てみて枕の高さを調整
その後、実際に店内にあるベッドに寝てみて、まくらの高さを調整します。(このときに横たわるベッドと敷ふとんも販売物なのですが、これも気持ちいいものの価格がかなり高いのです…。)
「自分にあった高さの枕を」なんて言っても、実際に自分に合った高さなんてよくわからないものです。しかしここでは細かく高さを変えながら感触を確かめられますし、客観的に寝ている状態を見てもらうことで「まだ首の下に隙間がありますね」など言ってもらえるのでわかりやすいです。こうやって自分の外から見てもらえるというのがオーダーメイドの一番いいところだと思います。
約30分で完成
その後、中身の素材なども自分で選べるところもあるそうなのですが、私は全ておまかせで作ってもらいました。高さなどを調整し、それを改めて確認して完成です。
ついでに専用の枕カバーを買いました。税抜き3,000円でした。…これも単体で見ると高いですね。枕本体の税抜き25,000円のおかげで高くないように思えてしまいました。別にサイズが合えば普通の枕カバーでもOKです。
最終的に完成した枕を受け取って、店を出たところでだいたい30分でした。案外かんたんに早く完成しました。その場ですぐに持って帰れるのはいいですね。
わたしだけの、じぶんまくら
こちらが今回作ってもらった「じぶんまくら」です。25,000円のスタンダードタイプです。一応いくつか種類があるのですが、私の行った店舗ではスタンダード(じぶんまくらレギュラー)と、上質な生地を使って少し大きなプレミアムワイドモデルの「じぶんまくらプレミアム」のみでした。(あまり確認してませんが)
ちなみに、じぶんまくらレギュラーのサイズは63×43cmです。
背面は色が濃いのでわかりやすいです。まぁカバーつけるのであまり関係ありませんけどね。
枕は横のファスナーから開くことができます。中には全部で14個の小さなポケット。このポケットの数がモデルの差の1つでもあり、安めの「ライト」は全部で10個、プレミアムはレギュラーと同じ14個、最高ランクの「頂」は18個になります。
頭に近い方は綿が入っており、下側にはいくつかの種類の中材が入っています。これらの種類や量で感触や高さを調整しています。
本来はこれも自分で好きに選べるようなのですが、私はいつの間にか決められていました。まぁあまり好みはわからないので元々お任せにするつもりでしたのでOKです。
なお、じぶんまくらはこの中材の補充や高さ調整といったメンテナンスが無料です。最初にお店のベッドで作っても、自分のベッドではまた環境が変わります。なので自分のベッドで普段使いしてみて、それで合わなければまた変更してもらえます。こういったアフターケアも含めてのオーダーメイドであり価格なんですね。
ちなみに、枕の内側にあるタグに自分の名前と購入日、担当者の名前が書かれています。(書いていいか聞かれます。)自分の名前が書いてあるなんて、小学生の頃を思い出しちゃいました。担当者さんの名前も書いてあるし、本当に購入後のケアが大事にされています。
頭を乗せた瞬間に理解
このじぶんまくらにしてから、すでに2週間以上使っています。残念ながら肩こりは治っていないのですが(主な原因は他にありますからね)寝心地はかなり良いです。
ベッドに寝転がって、頭を自分枕に乗せる。その時のフィット感というか、「あ、これだ」という感覚は素晴らしい。寝ていてもかなり自然で、むしろ枕の存在を感じないような気がします。
枕の感触で「包まれるような」だとか「気持ちよく沈んでいく」みたいなものがありますが、それらはやっぱり存在感がありすぎるというものです。一番自分に合うのは存在感がなくなるほどの自然なのだな、と理解しました。
明らかな効果はまだ見られない
寝やすくなったのは実感できますが、それが数値や体調には現れてる感がありません。前々から睡眠管理アプリを使っていますけど、とくに深い睡眠が増えただとかはありません。まぁ2,3時間で起きてしまって眠れなくなることは最近ありません。途中で少し目覚めることはあります。肩こりも治ってません。
まぁ数字には出てないだけで、寝やすいことは確かですし、寝付きも若干良くなった気がします。そういった「気の持ち方」に対してはけっこうな効果を感じてます。(※効果は個人差があります)という注意書きが付きそうですね。
税込みで27,000円という高額な枕ですが、ここまではかなり満足しています。5年10年使い続ける人もいるらしいので、10年使えば1年2,700円、1ヶ月225円、1日7.5円です。なんだ、実質無料じゃないですか。
10日後のメンテ
とりあえず使い始めてから10日間で点検が必要とのことで、行ってきました。
とは言ってもとくに問題はなかったので、除菌消臭だけしてもらいました。平日に予約すれば無料です。だいたい30分くらいかかります。実は何か気になる点とかなければ別に来なくてもいいらしいですね。除菌消臭目的で来る人は多いらしいけど。
また、簡単な聞き取りというか雑談のようなものもあって、
お姉さん「えー、ライターさんなんて初めてお会いしましたー。そういえばこの前(購入時)もブログで書かれるとか言われてましたね。」
私「あ、はい。(覚えてたのか。まぁ実際は他のメディアに書くライターではなく、自分のサイト持ってるメディア編集者なんだけど説明するのも面倒だしいいかこのままで)」
お姉さん「どんなところで書いているんですか?雑誌とか載るんです?」
私「あ、いや、その、ウェブだけで、そのスマートフォンのこととか自分のサイトとかでやってまして…(あ、ヤバい。ボロが出る)」
お姉さん「えー、お名前で検索とかしたら出てきますかねー?」
私「あ、そ、そうかもしれませんね、ハハハ…(や、やばい、本名はちゃんと押さえられてるし、あ、でもライター的なものはorefolderの名前だからそれバレなければ大丈夫…?」
いやまぁ、バレても問題ないんですけど、ね?
眠りの探求は続く
メンテナンスのときに肩こりがまだあるということで、枕に続き敷ふとんを変えてみたらどうですか?と提案してもらいました。実際に店舗で枕の調整をする際に寝転がっている敷ふとんです。
これもそれぞれの人の体型に合わせて硬さなどを調整し、さらに別売りのサポートパッドで隙間をなくすというものです。実際にサポートパッドで調整してもらったところ、ほんの少しの差でしか無いはずなのに、枕のときと同じようなフィット感がありました。
これはヤバイです。
枕のときも、正直高さなんかを合わせてもまぁ大したことないでしょ、と眉唾だったのですが、実際には見事にハマってしまったのです。そこで、一応一通り話を聞いたあとに「ちなみに…お値段は?」と聞くと
お姉さん「20万円(税抜き)です☆」
私「お、おう…。」
お姉さん「あ…えっと、これは新しいもの(頂というモデル)で、少し前の通常のものがあって、そちらは15万円(税抜き)です。5万円も安いです。」
私「それは安い!」
…
…
…いや、大丈夫です。まだ買ってません。まだ…。
税込で162,000円だそうです。じゅうろくまんにせんえんかぁ…。
いや、それで今後の快適な睡眠が得られるのなら…10年使えば1日あたり約44.4円…実質むry…いや無理があるか…。うーん…うーん…。
QOL上げるために欲しいところですが、ほかにもスタンディングデスクやら何やら買いたい物があるんですよね。いや、どうせ買うならあとにするよりもさっさと買ってしまったほうがいいというのは、わかっているんだけど…。
スタンディングデスクの次は、たぶんこれを買います。はい。
じぶんまくら、いいッスよ?