ここ最近ずっと読んでいた『本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~』のウェブ版をようやく読み終わりました。面白くて、他の作業に支障がでまくりでした。
小説家になろう
9月くらいから朝の散歩をするようになって、そのときに公園やファミレスでご飯を食べながらなにか読もうと思っていました。昔働いていた時はブックオフなんかで100円の中古本を漁っていたのですが、それも溜まると邪魔になります。なのでウェブで公開されている小説を読むことにしました。
なんとなく電子書籍で小説のような文字主体のものを読むのは避けていたのですが、まぁ試してみようと。
最近は「なろう系」とも言われているように、この「小説家になろう」というサイトで投稿されたものがコミカライズやアニメ化されるのが増えています。基本的にコミック版を読んで楽しんでいたので、小説版を読んでも楽しめるだろう、と。
そんなわけでしばらく適当に選んで読んでいました。
- 用務員さんは勇者じゃありませんので
- 聖女の回復魔法がどう見ても俺の劣化版な件について。
- 進化の実~知らないうちに勝ち組人生~
- カット&ペーストでこの世界を生きていく
- 神統記(テオゴニア)
- ランクGの冒険者 ~装備操作で武器を自由にカスタマイズする~
こんな感じで読んでました。どれもそれなりに楽しんでます。
それにしても、なんというか、タイトルの付け方が最近はこうなんですよね。直接的というかなんというか。
これってなぜなのか考えたことなかったんですが、サイトで「どれを読もうかな?」とリストを見ていてわかりました。やっぱりまずタイトルで惹かないと見てもらえないんですね。中身がどんなに素晴らしくても、最初はタイトルで選ばれて、もしくは避けられてしまいます。なんというか、ブログ記事のタイトルとかと同じものを感じました…。
原作を読むべきか否か
読むべきかどうか悩んでいたものがいくつかありました。
それは、これまでアニメやらコミックやらで読んできたもの、です。漫画で読んでいたものがアニメになる時、まぁ一応見るんですけど、その差が気になったり、先の展開が知っているものだったりして、本当に楽しめているのか疑問があります。もちろんアニメが面白かったから原作漫画を読む、とかその逆はあるんですけど、どうしても知っているストーリーは確認作業のようになってしまいます。
そんなわけで現在進行形でコミカライズが進んでいて、それなりに楽しんでいるので、それの原作を読んでしまうのはどうかなー?と思っていました。
ただそれらのコミカライズって月1更新だったりで遅いんですよね。まぁ仕方ないですけど。なので我慢できなくて手を出したのが『本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~』でした。
コミック版は序盤も序盤だった
これ、コミック版を読んでました。
本好きの下剋上(コミック)?司書になるためには手段を選んでいられません? 第一部「本がないなら作ればいい!1」
- 作者: 鈴華,香月美夜
- 出版社/メーカー: TOブックス
- 発売日: 2015/12/18
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
現在5巻まで出ているんですけど、それって原作677話中の47話くらいなんですね。10分の1にも満たない。このままで行けばコミック版は60巻くらいになっちゃいますね。
想像以上に面白かった
そういうのもあって読み始めたんですけど、これが面白かった。原作あらすじのところに
※最初の主人公の性格が最悪です。ある程度成長するまで、気分悪くなる恐れがあります。
とかあるんですけど、ワタシ的には気にならない程度です。
自分が図書館情報大学という図書館司書に関わりある大学に行っていたこともあって、懐かしい単語も時々出てきました。ランガナタンとかランガナタンとか。
そのほか、どう面白かったとかはレビューブログでもないし面倒だし書きませんけど、面白かった。ただ677話もあるのはやっぱり疲れた。なんとなく続きが気になって、1日に何時間も読んでいたので他の作業ができなくなるほど。お陰で最近はメインサイトもほとんど作業せず、このブログもかなり放置してました。全部これのせいです。ええ。
ストーリー的には、コミック版で展開しているような内容から、段々とズレていくので、だんだんあれ?と思うかもしれません。コミック版はさすがに全部やらないと思うので、本作りが一段落したところで終わるんじゃないかな。それだったら方向性変わらないし。
最初に期待していた方向性とはだんだん変わっていきますけど、元々のタイトルや「第一部 兵士の娘」みたいな章タイトルからすると、ちゃんと書き始める前に最後までのプロットができていて、終わりを見据えた書き方をしているのがわかります。
そういったところからも、「最初のアイデアだけで書き始めてだんだん辛くなっていく」系のものとは違うのがわかります。それまで読んでいた他の小説に比べるとレベルが違うというのは自分でも感じました。
ただ、最後の終わりは、なんだかあっけなかったというか「あぁ、うん、まとまったね」という感じで、第二部の終わりが一番心に来ました。ちょっと泣いちゃいましたよ。
今後は少しずつ
これを読んでいる間に、それまで読んでいたものも続きが投稿されているので、しばらくはそれらを追うことになります。
今回はちょっと生活に支障が出ていたので、今後はもう少し抑えて、読書時間をちゃんと守りながら読んでいきたいと思っています。まぁそれだけ夢中になれる物語と出会えたのは良かったのだと思いますけど。
さて、次は何を読もうか。コミック版で読んでいるものも、やっぱり原作読んでみようかな。