先日、1月7日にいつも通りはてブをチェックしていると1つの記事というかサイトが目に止まった。タイトルからしてアフィリエイト目的の格安SIMまとめサイトなんだけど、一応見てみた。
内容に微妙に突っ込みを入れながら、でも自分もこうしたしっかりと解説・まとめしたものを書いたほうがいいよな、と思いながら見ていくとやけに見覚えのある図が出てきた。
自分のメインサイトでやっている「格安SIMの速度測定」の結果グラフ画像だ。
画像無断使用の発覚と対応
まぁ引用くらいなら良いんだけど、今回のは違った。画像の隅にウォーターマークが入っていたのだ。まるで自分で測定して作成した図のように見える。(画像すべてに自動で入るようにしているんだろうと思って、実際にそうだったようだけど。)
これはちょっとなぁ…。そういえばこういうのって使用料とか取れるんだったかな?と思い出す。とりあえず魚拓を取っておこうかと思ったら既に取られていたので、安心してサイトの問い合わせから連絡。
こんなんでOK?こっちの住所とか電話番号も書いたほうがいいの? pic.twitter.com/PrjPmHx25R
— orefolder (@orefolder) 2017年1月7日
これと同時にはてブのコメントでも指摘しておいたのだけど、ほどなくして画像が削除された。
これはこのまま逃げられるかな…?まぁ魚拓は取ってあるし、約束の日になったらもう一度催促してみよう。覚えていれば。
意外と早かった連絡
…なんて思ってたらわりとすぐに連絡が来た。無断で使用したことは素直に謝り、その使用期間なども出してきた。こういうのに期間って関係あるのかな…?
ここで使用料を取っても良かったのだけど、一応の選択肢として「ちゃんと引用の条件を満たせば今からでもそれで許す」みたいなことを提案しておいた。お金のやり取りがあると面倒なのは事実だし、引用してリンクを送ってもらったほうが良さげな気もした。使用料を貰えば目先のお金は手に入るけど。
ちなみに、こういう時は相手の使ってるASPに連絡するというのも手らしい。アフィ目的でやっているんだから、それがなくなれば一番痛いというわけだ。ただまぁそれだと自分には何の利益もないからね。
引用という形にしてもらって解決
結局、その提案のまま引用ということにしてもらった。相手側にしてみたら多少修正するだけでお金もかからないし、それで自分のサイト(アフィリエイト)に不利益が起きる可能性も殆どないのだから「助かった」というくらいだと思う。
まぁこちらも半分以上は「これはネタになるな」という程度のお遊びだったしね。次回はどうかわからないけど。
…で、ちゃんと画像の出典を示して引用という形に修正してもらったので一応チェック。…使用している画像が2点から3点に増えてるやないですか…。まぁいいけど。
無断使用は初めてではない
実は画像の無断使用は初めてではなかった。過去にも同じように速度測定の結果グラフが無断使用されたことがあった。いつだったかのFREETELの発表会に行ったときのこと。壇上で表示されるスライドの中に見覚えのあるグラフが。
www.orefolder.netこの記事にもちょこっと書いたのだけど、問題の画像はこれ。
「有力個人サイトによる混雑時間帯での調査」というキャプションが付いていた。気付いたときにはかなり慌てたけど、これも事前連絡は特になし。
翌日に同じFREETELのブロガーイベントがあって、その中でその図の作成者としてちょっと紹介されたけど、それだけ。
例のアレ。 pic.twitter.com/TW6153VEIe
— orefolder (@orefolder) 2016年5月18日
そんなわけで、今回の無断使用は(発覚したのが)2回目だった。普通に引用として、ちゃんと出典を明記してくれれば使ってくれるのは構わないんだけど、どうしてこういう人たちは出典を曖昧にしようとしたがるのかね?ちゃんと出典を書いておいたほうがグラフの信用度も上がると思うんだけど。
その後
今回の無断使用は引用で使ってもらうことで解決した。しかしはてブに私がコメントを書いたことで、それに対するメッセージが何件かあちらに行ったそうだ。あぁ、そういう人もいるのね…。それを理由としてコメントを削除してくれと頼まれたけど、それもまた違うと思うので追記で解決した旨を入れておいた。まぁこれでいいだろう。
しかし…人様のサイトで自分の画像を見る(見つける)のはとても変な気分になるね。私の場合は単なる図だったけど、イラストや写真の人はまたもっと別の感情になるんだろうね。