アンドロイダーの終了を聞いて-アプリ紹介サイトの終焉

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日本におけるAndroid初期から開設されていた老舗のAndroidアプリ紹介サイト「アンドロイダー」が、2017年6月30日でのサービス終了を発表しました。私はアンドロイダーに直接関わったことはありませんが、同じような業界にいたこともあり、寂しいものを感じます。思うところを、まとまりなくウダウダと書いていきます。

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アンドロイダーの思い出

私がAndroidスマートフォンを手に入れたのは2010年5月でした。その頃はアプリを探すのも一苦労で(なんせPC版のストアも無かった)もっぱら個人の紹介記事やこういったアプリ紹介サイトを利用するしかありませんでした。

当時は英語ではAndrolibなどが有名でしたが、基本英語なので新着アプリのチェックくらいでした。その中で日本では大きく3つのサイトがあったと思います。すなわち「オクトバ」「andronavi」そして「アンドロイダー」です。

アンドロイダーは「ロイダー」というキャラクターをうまく使って差別化に成功していたと思います。ほかのアプリ紹介サイトに比べ個性はありつつ、わかりやすい(でも簡潔な)紹介で人気があったと思います。そういえばランキングなんかも毎回チェックしていた気がします。

ロイダーフェスティバルへの参加

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2011年8月12日、アンドロイダーのオフ会(ロイダーフェスティバル)が渋谷で行われ、それに参加してきました。まぁ行ってみた感想としては、元々繋がりある人たちで固まっているだとかリア充爆発しろだとかで、ぼっちにはツラいイベントでした。

Twitterへの苦言

今は違うのですが、アンドロイダーは新着記事の紹介をTwitterでするときに、アプリの概要的なこととURLのみを載せていました。で、見に行ってみると既に知っているアプリの記事だったりしてがっかりしたことがよくありました。それでTwitterでアプリ名もちゃんと載せて欲しいと書いたところ、少ししたらアプリ名も載せるようになりました。
私の発言だけでそうなったとは思いませんが、同じように思っている人がいて、それで動いてもらったことはなぜか印象に残っています。

サイトの方針転換

2013年頃でしょうか、アンドロイダーの方針が一気に変わりました。これまでは編集スタッフ(ロイダー)がアプリを紹介するという体だったのですが、アプリを探してレビューするというのを登録読者(隊員)に任せるようになりました。また、開発者側にもサイトへの登録を求めました。そうして身分証明できた安全なアプリを紹介する、安心安全なサイト、という方針です。

今思えば、読者にレビューなど任せるというのは価格.comのようなやり方だったのかもしれません。ただ、やはりこれはユーザーの囲い込みと半クローズド化だなぁ、と思っていました。これを契機に私はアンドロイダーを見なくなりました。

開発者側から見ると、アンドロイダー側で紹介動画を作ってくれたりもしていたようですし、役に立っていたようです。ただストアにおいてアプリの紹介文に「このアプリはアンドロイダーの公認アプリです」みたいに書いてあると若干の残念さも感じていました。

オクトバから見て

その後、私は2012年4月から、同じく老舗のAndroidアプリ紹介サイトであったオクトバで外部ライターとして書き始め、2014年3月からは正式に入社してその業界の人になりました。

ただこの頃にはもうアプリ紹介サイトに以前のような勢いはありませんでした。何かしらの方針転換を求められていた時期でした。その答えの1つが2013年のアンドロイダーだったのでしょう。

その後、andronaviもポイントサイト系と合併だかなんだかそういう話で変わっていくというようなのを聞いて、そっちに行ったかーと思ったのですが、今見るとそうでもないですね。

オクトバも、私が入社した直後からいろいろと変化を求められ、あまり詳しくは書けないのですが、上からの指令でいろいろやらされました。どれも「今コレが来てて3ヶ月で1千万PVとかあるから、これさえやればPVもグンとあがって一発逆転」みたいな感じだったのですが、予想通り不発。まぁいっそ、本当にそっちに全振りしてしまえば実現できたかもしれないのですが、今のサイトが好きでそれを壊したくない気持ちもありつつで中途半端になっていたからこその失敗でもあります。(あと向き不向きあるし。)オクトバから離れて1年半は経ちますが、当時を振り返ってもいろいろ思いはありますので、そのうち書ければ良いですね。

こうしたそれぞれのサイトの方針転換を見て、うちが一番アプリ紹介サイトとして以前を保っている、なんて思っていたのですが、実際は逆でした。純粋にアプリ紹介サイトとして最後までやっていたのはアンドロイダーでしたね。1日の紹介アプリ数などを見てもそうだったと思います。

ただ、やはりもう時代はそうではないのです。

ユーザーがアーリーアダプターばかりで、得られる情報も限られていた時代では有用であったとしても、現在はそうではありません。一般ユーザーがアプリを探す時、アプリ紹介サイトなんてコアなところは見ません。アプリ紹介サイトで紹介されるよりももっとライトなところで紹介されたほうが効果ありますし、そもそも情報源の一番は口コミです。あとはストアのランキングなどでしょうか。

他のサイトはどうなったのか

アンドロイダーは2017年6月30日で終了ですが、もっと以前に更新停止しているサイトはいくつもあります。2011~2012年くらいには同じようなアプリ紹介サイトはもっとあったと思いますが、今でも残っているところはほとんどないですよね。

個人がやっていたところは更新停止で放置、というのもありがちですが、企業が運営しているサイトは「終わり」がはっきりしているものです。たいていは。アンドロイダーもサービス終了で即サイトが見られなくなるということはないと思いますが、どこかのタイミングで消えてしまうでしょう。

2013年の記事ですが、こんなのがありました。

このうち、Android専門のサイトの現在を見てみましょう。(Android専門と書いてあるけど、これiPhoneも扱ってるサイトけっこう入ってる気が…。当時はAndroid専門だった?)

TABROID


まるで違うサイトに。GIZMODOやLifeHackerなど関連サイトの転載ばかり。Android系としてはもはや死んでる。

オクトバ


一応続いている。ただ、中身は色々アレ。やる気がなくなった分、元の形態に戻っている気もする。

meetroid

長いこと更新してなくて終わったんだなーと思ってたけど、今見たら消えてた。

アンドロイダー


2017年6月30日サービス終了

EXドロイド


2014年7月ころに更新停止。2016年になぞのテスト投稿があるがそれっきり。

Favroid


最終更新が2016年8月

アプリピア


最新ニュースの最後が2017年3月

アプレスト


最新ニュースの最後が2012年11月

アプリオ


アプリ紹介はほとんどない。何かのやり方を詳しく解説するなど、明らかにSEOに向けた編集方針になっている。

smapli(スマプリ)![Android版]


2015年8月で更新停止。

ドロイドバンク

http://androidnavi.net/
2015年2月で更新停止。その前も2014年9月

andronavi


アプリ紹介は少なめ。Androidやスマホ全体の話題や使い方のサイトに。

AndroidView


2016年9月で更新停止

AndroWire


2016年4月中旬更新停止。

Android Walker


「iphone在庫の術!瞬く間に手に入る」というまったくの別サイトに。

萌えドロイド


現在も元気に更新中。萌え系というジャンルのはっきりしたものに絞っているのが良いのか?
私もRSS購読しています。

ガプシス


現在も元気に更新中。アプリ紹介サイトではないけど、現在もAndroid関連のニュースサイト。

android-girls


なんかウイルスチェックに引っかかる?

AndroRank


一応現在も稼働しているが、最近登録されたもののランキングでは1つしか出てこない。

アンドロック


現在も元気に更新中。少し前に見た時は停止しているように見えたけど、今はちゃんと更新されてる。見間違いだったか?

20個中、7個しか稼働してなくて、アプリ紹介が主というのは「萌えドロイド」くらいでしょうか。もっとも、ここに載っていなくてその後にできたサイトでそれなりに成功しているところもあります。Applivとかそんな感じですよね。ここは自身のレビューは簡潔に、ユーザーを取り込み書かせ、それらをSEOすっごく力入れてやっていて…という感じです。…アンドロイダーの目指したかったものがここにあるんじゃなかろうか…。

私のメインサイトも、最初はアプリ…の中でもウィジェット専門だったのですが、そのうちホーム画面の記事を書き始め、そのブログ的記事の幅が広がって、最近はニュース系記事も書いています。そうやって広げていかないとやっていけないんですよね…。なんだかんだで一番元気があったのは2011年頃だった気がします。

私自身のサイトも、いろいろ考えてはいますが、まず手が足りないですね。増やせる元手もないですが。少しずつ変化しつつ、なんとか生き残っていきたいと思います。

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この記事を書いた人

静岡県静岡市清水区在住のウェブサイト運営者。ネット上ではc-miya、orefolderなどの名前で活動しています。

ストレスに弱いので、できるだけ好きなことだけをして生きたいと思いながら生活しています。「楽しい」が優先順位の一番上に来るようにしたいですね。

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