AndroidのTwitter公式アプリをインストールしてある状態で、ウェブサイトのTwitterボタンからツイートを作成しようとすると「入力した単語の検索結果はありません。」と表示されて戻ってしまうことがあります。
Twitter側のバグなのか仕様変更なのかわからないのですが、2022年12月から発生しており、未だに続いています。ただしこれはサイト側で対処可能で、そうでない場合もユーザー側でなんとかできる方法があります。
Twitterボタンをタップしてもツイートできない
Androidスマホで、ウェブサイトによくあるTwitterのシェアボタンを押すと一瞬だけTwitterアプリに切り替わって、でも「入力した単語の検索結果はありません。」と表示されて戻ってしまうことがあります。
基本的には以下の条件です。
- Android版Twitter公式アプリを使ってる
- TwitterリンクをTwitterアプリで開くようになってる
- サイトが独自のTwitterボタンを使ってる
Twitterが公式に配布してるボタンであれば問題ないのですが、独自でTwitterボタンを作って、リンク先URLを自分で設定してるサイトの場合は注意が必要です。
サイト側で必要な修正
Twitterのシェアボタンを自分のサイトに設置する方法はいくつもあるのですが、そのリンク先URLが問題です。
https://twitter.com/intent/tweet?url=共有する記事のURL
これが基本的なURLで、これなら問題はありません。問題となるのは以下のようなURLを設定してる場合です。
https://twitter.com/share?url=共有する記事のURL
twitter.comの後がintent/tweet?ではなくshare?になってます。これだと現在はツイートボタンとして機能しなくなってます。(Androidでは)
けっこう昔の解説系記事でshare?を使ってることもあり、それを見て設定したままになってるサイトがわりとあります。
iOS版だとshare?でもツイートできるので、ふだんiPhoneしか触らない人の管理するサイトだとこの問題が認知されてない可能性がありますね。
ユーザー側でできる対処
基本的にはサイト側に修正してもらうのが一番ですが、一応ユーザー側でなんとかする方法もあります。
新しいタブで開いてウェブ版でツイート
Twitterのシェアボタンを長押しすると出てくるメニューで「新しいタブで開く」を選択します。するとウェブ版のTwitterに移動するので、そちらでツイートできます。
「簡単!ページ共有」アプリを使う
ツイートボタンではなく、ブラウザの共有機能でTwitterのツイート画面に行くこともできます。ただしその場合はURLのみが渡され、記事のタイトルは入りません。
そこで『簡単!ページ共有』というアプリを使います。
このアプリを使えば、ブラウザの共有から一発でTwitter公式アプリのツイート画面にタイトル付きでURLを共有できます。
Twitterのシェアボタンがないサイトでもブラウザの共有からタイトル付きURLを共有できるので(今回の件にかかわらず)便利なアプリです。
まとめ
最初は何かしらのバグなのかな?と思っていたのですが、半年近く経っても戻りませんし、そもそもshareではなくintentを使うように推奨してた気もするので、もうこのままなのでしょう。
今はAndroid版だけですが、そのうちiOS版も同じようになるかもしれません。サイト運営者の方は一度自分のサイトがどうなってるか確認しておいたほうが良いですよ。