仕事で、過去の全日本の成績を見た。本当は参加者数だけ調べればいいのだが、成績を見たら、知っている名前がチラホラ。
昭和58年度。H21E優勝…村越真 …まだ20歳台前半。若い。でも速い。そして…D12…田島利佳10歳10歳の利佳さん…10歳…。まぁ、当時は僕も4歳くらいですしね…。
昔の記録を見て思うのは、35とか45とか、中年層の参加者が多いということ。今との違いは何なのか、どうしてこの時の中年層はオリエンテーリングをやって、今の中年層には響かないのか?考えてみる余地はありそう。
最近思うのは、
大学でオリエンテーリングを始める→面白楽しく続ける→大学卒業してまでやるほど競技に熱心ではないのでやめる(やろうとおもわない)
…というパターンと、
大学でオリエンテーリングを始める→競技に打ち込む→卒業して、環境も変わり、少し忙しく、トレーニングできない→思うような成績が出ない・身体が動かない→遠ざかる
…というパターン。競技に打ち込んだ人ほど、環境の切り替えが上手くいかなくなったときに、離れていってしまうというパターンがあるのではないだろうか?だから、大学(大学院)を卒業して3年もすれば、気づくと同期はほとんどいない。そんな気がする。…うまく言えないけど。
大学を卒業してからもオリエンテーリングを続ける人の多くは、大会の成績とか競技的な側面以外での「オリエンテーリングの楽しさ」を見つけられた人なんじゃないだろうか。競技バリバリだけで続けられている人なんてほとんどいないでしょう。大学時代に、「競技的側面の楽しさ」だけでなく、それ以外の楽しさを覚えさせることが、大学後も続けさせられるかどうか、なんじゃないかな。ただ難しいのは、「競技的側面以外の楽しさ」というのを「飲み会」だとか「人間関係」で当てはめようとすると、そこにオリエンテーリングがある必要がない、ということ。
結局、たのしいオリエンテーリングをやった経験があまり無いのかな、と思う。そういえば茨城大の子でスコアOをやったことが無い、なんて子もいたっけ。やるオリエンテーリングがすべて同じようなポイントOだったら、それはつまらないでしょう。たまにはバーベキューOとか、ビンゴOとか、クレヨンOとか、レクリエーション的楽しさがわかりやすいのもやるべきだなぁ、と思う。そして、そういう大会の広報も必要。…でも、O-Newsとは合わないかも…。
…難しい。