JOAの日本オリエンテーリング規則を見ていて気づいたこと。
12.3 コース距離は、スタートからすべてのコントロールを経由してゴールまでの直線距離とする。ただし、物理的に通行不能な障害物(高いフェンス、湖、通れない崖等)、立入禁止エリアおよびマークトルートは、迂回して測定する。
障害物を迂回して距離を測るとは知らなかった。まぁ、そのなかに通れるところがあれば、そこを通した距離なんだろうな…。で、これはコース距離≠レッグ線の長さ(×縮尺の分母)ということなのだろうか?
近接コントロールについても
17.4 コントロールは、30m以内に近接して設置すべきでない。さらに特徴物が同じコントロールは、60m以内に近接すべきでない。
「してはいけない」ではなく、「べきでない」なので、あってもルール違反まではいかないのか。
さらに目から鱗。
17.7 コントロール・フラッグ、パンチ器具などは、コース毎に同一の仕様とする。パンチ器具は十分な数を、コントロール・フラッグのすぐそばに備える。
すぐそば、ということは離れていても可、ということか。去年の岩手大大会や今年の岩手県立大大会でフラッグとユニットが離れていたことがあった(らしい)が、それもルール上は問題なし、ということだ。
まだまだ続く。
26.4 ゴールした競技者は、主催者の許可を得ない限り、テレインに立ち戻ってはならない。
26.6 競技の行われている間、すべての人はそれぞれ指示された場所に留まり、他の競技者に影響を与える行為をしてはならない。
つまり、勝手に写真を撮りにテレインへ入ってはダメだ、ということ。ただ、26.6の「すべての人」とはどこまで言うのか?競技者およびコーチ・オフィシャル?一般観光客は含むわけがない。一般観光客がテレイン内で写真を撮っていてもかまわないはず。で、写真を撮るってのは、競技者に影響を与えるものかね?とりあえずストロボは別に気にならないらしい。
最後に、インカレよりも緩い気がするが、
32 メディア・サービス
32.1 主催者は、メディア取材者に対し、好意的な機会を提供することが望ましい。
32.2 主催者は、競技の公平さを損ねない限りにおいて、メディアの報道のための最大限の努力をすることが望ましい。
自分にとっては頼もしい規則である。でも、「望ましい」か…。インカレは「べき」だった気がするなぁ。