人がサービスにお金を払うってのは、つまり自分でできないか、できても手間と時間がかかってしまうものを代わりにやってもらって、その対価を払うってこと。まぁ日本人はそれを嫌う傾向にあって、無償の労働こそ美しい、な面があるけど。オリエンテーリング界では更に酷い。
ではオリエンテーリング界で何が面倒なのか、何を代わりにやったらお金を払うのか。地図作成もその1つ。僕のやっている要項作成は内容を作っているのではないのでちょっと違う。一昔前の面倒の1つは申込だった。申込代行もわずかな期間あった。しかしオリエンテーリングの大会はエントリーフォーマットも様々だし、入力内容も一定じゃない。代行でまとめたとしても入力項目が減るわけではない。昔は平日しかできなかった入金に関しても、最近はネット上で24時間できるので面倒じゃない。
そんなわけで僕も最近の大会申込はメール+ネット上で銀行振込というのが最も多い。エントリーサービスのスポーツエントリーを使う人(参加者側)はなぜ使うのだろう?コンビニ払いにしてるから?クレジットカード払いにしてるから?クレカに関してはペイパルが使えるので、エントリーフォームと合わせてスポーツエントリーと似たサービスを作ることもできそう。あれは利用料として1エントリー100円くらいかかったと思う。プラス契約料みたいのが必要だけどオリエンテーリング大会に関しては高島さんが一括契約することで大会主催者は払っていない。似たようなサービスはできそうだけど、やったら高島さんの迷惑にもなっちゃうか。
ちなみにスポーツエントリーはほかの競技とかもあるんだけど、利用者の傾向としてオリエンテーリングは孤立しているらしい。他の競技に出ないし他の競技からも来ない。
参加者側も運営者側も付け入る所がない。だったらその間はどうだろう。
大会会場で会場申込の代行をやる。運営者が参加する大会では自分達でやればいいけど、行けない大会でも僕の所で受け付ける。競技者は僕の所にくればいろんな大会の申し込みがいっぺんにできる。会場申込したいけど行く大会でやってない、どこでやってるかわからないということも多い。
会場申込1人につき100円の出来高制ならば僕もその大会の宣伝に身が入る。締切後にまとめて入金しデータ化して渡す。どうだろう。利用者がいなければ宣伝はしてもらっても費用はゼロに近い。要項の郵送代は(とりあえず10部をメール便で送ってもらえばいいんだけど)かかるけど。
まぁこういうのもタダでやれというのが日本の、オリエンテーリング界の慣習だとは思うけどね。そういうのを少しずつ変えていきたいというのが僕の目標の1つ。
というところでちょうど狭山ヶ丘に到着〜。