まさに、惨敗。
第1関門でリタイア。過去最速。
トレーニングがそこまでできていなかったのはいいとして、なぜか完走の自信だけはあった。でも、ダメだった。
スタートの並びは、前と同じ12時間のところ。なんとなくいつもよりも前の方か?とか思ったけど、多分変わりない。
スタートの合図が鳴ってもピクリともしない。…あれ?
やはりゲートをくぐったのは1分半後。廣徳寺の登りでつまるのもいつもどおり。その後の2つに別れるところは、いつも「逆側が早い」となるので気にしない。が、それが合流した直後に止まった。
渋滞でのろのろではなく、止まった。ちょっと進んでまた止まって…の繰り返し。
どうやらその後の狭い道(いわゆるシングルトラック?)でちょっと登りになるのだけど、そこで詰まってた模様。登りの手前で動き始めて、一気に登って行ったら、そこにはもう渋滞がなくて、快適に走れる道が…。え、渋滞どこに行ったの?という感じ。
そのあとすぐに変電所でそこからしばらくは広いロードなので、快適に走れるし抜かせる。しかしこの変電所が見えたところですでに30分経っている。さすがにこれはかかりすぎだろう…。
入山峠に着いたのは1時間28分くらい。ぐるっと登り待ち渋滞で休憩。3分くらい?
この時にはちょうど集団の最後尾のようで、入山峠に着いた時は後ろに人影がなくなり、階段登った後もすぐに後ろは見えなくなった。
しばらく進んでいると、なんだか左足の付け根あたりが痛む。うーん、そのうち消えてくれればいいのだけど…。
ちょっと休んで屈伸などしてみる。あまり効果ない。そして集団が途切れ、次の集団が見えるまで休憩。集団の先頭が見えたところで、それから逃げるように走りだす。まぁすぐに後ろの集団は見えなくなるんだけど、なんだこれ、快適。快適。そしてまたさっきの、休憩前の集団に追いついて合流。
どうやら渋滞集団が幾つも形成されていて、その1つ1つがそれなりに長いので後ろの方にいると(先頭付近じゃないと)前が空いているのが見えない、ずっと渋滞が続いているように見えるようだ。1人2人ならすぐに抜けるけど、10人は抜けないよなぁ…。
その後、やっぱり足の付根の痛みは消えないし、ジェルを飲んだりドリンクを飲むと気持ち悪くなるようになった。予想はしていたけど、こんなに早い時間から…。ちゃんと水分は取れるし、カロリーも摂取できているのは実感あるけど、飲んでから数分は気持ち悪さに苦しんでしまう。
とりあえずタイムは期待できないし、完走目標でゆっくり進むが、やはり何か摂るたびに気持ち悪い。足も痛い。トイレ行きたい。
第1関門で4時間50分くらい。トイレに行き、夜用装備に切り替える。そしてペットボトルの水を飲む。うまい。ジェルを飲む。気持ち悪い。うげぇ…。
いろいろ悩むけど、とりあえず銀シャリおむすびを食べてみる。うん、食べられる。…でも飲み込めない。
がんばって食べるも、5分以上かけて1つを完食できなかった。ペットボトルの水はあと300mlくらい?
さすがに水300mlだけ、補給食を摂らないでこの先進むのは無理だ。
リタイアした。
年々、ジェルとかダメになってくる。これはもう長距離長時間の運動が自分には無理だということなのだろうか。もうハセツネは諦めたほうがいいのだろうか。
一応、あとできること試せることとしては、水分はハイドレ使わずに全部ペットボトルの水にする、食べ物もジェルはやめて固形食だけにするという方策。
ただコレにするとまず荷物が増える。よって新しいザックを買わなければならない。それもペットボトルの取り出しが容易なもの。
ルーファスはボトル取り出しやすいけど8リットル。今で限界なので、もっと大きい物が必要。ワサッチは12リットルだけど、ボトルが取り出しにくい。どちらもダメだ。
そしてジェルがダメとなると、歩きながら食事というのが難しくなる。まぁこれは仕方ないから止まって脇にそれて摂るしか無い。
うーん、どうしようか。この方策で大丈夫なのか、これなら気持ち悪くなったりしないのか、それを試してみないと、次のハセツネにはエントリーできないな。うーむ…。