Twitterでときどき流れてくるんですが、ビックカメラとかで特定の格安SIM契約とセットでスマホが安くなるのがあります。それでそのスマホを2台も3台も買ってる人がいるんですね。それってお得なのかどうかよくわからなかったので計算してみました。
BIC SIMとセットでOPPO R15 Neoが12,800円
たとえば、昨日私がTwitter経由で見たのは以下の記事です。
ビックカメラでBIC SIMの音声通話SIM契約とセットでOPPO R15 Neoが12,800円になるというものです。OPPO R15 Neoはビックカメラでは25,880円(税抜)です。Amazonでも似たようなもの。それが12,800円なのだから、半額くらいになっていてたしかにお得そう。
ただ、問題はBIC SIMの音声通話SIMを契約しなくてはならないということ。BIC SIMを今後も使い続ける、BIC SIMを使うついでにOPPO R15 Neoを買う、というのなら問題ないけれど、特に使う予定ないのであれば、購入後に解約となります。
合計金額で考える
BIC SIMは(まぁ中身はIIJmioですが)音声通話SIMで12ヶ月以内に解約すると音声通話機能解除調定金というものがかかります。これは12,000円から1ヶ月毎に1000円引かれていって、12ヶ月後に0円になるというものです。解約前提とすると、この音声通話機能解除調定金もコストとして考えたほうが良さそうです。
また、現在IIJmioではキャンペーンを行っていて、初期費用が1円、音声通話SIMの契約の場合6ヶ月間600円引きとなるようです。一番容量の少ないプランが1,600円なので、600円引きで6ヶ月は1,000円です。
これらを考えて、合計金額を出してみました。
音声通話機能解除調定金 | 通信料累計 | 端末と初期費用との合計代金 | |
---|---|---|---|
2018年9月解約 | 12000 | 1000 | 25801 |
2018年10月解約 | 11000 | 2000 | 25801 |
2018年11月解約 | 10000 | 3000 | 25801 |
2018年12月解約 | 9000 | 4000 | 25801 |
2019年1月解約 | 8000 | 5000 | 25801 |
2019年2月解約 | 7000 | 6000 | 25801 |
2019年3月解約 | 6000 | 7600 | 26401 |
2019年4月解約 | 5000 | 9200 | 27001 |
2019年5月解約 | 4000 | 10800 | 27601 |
2019年6月解約 | 3000 | 12400 | 28201 |
2019年7月解約 | 2000 | 14000 | 28801 |
2019年8月解約 | 1000 | 15600 | 29401 |
2019年9月解約 | 0 | 17200 | 30001 |
2019年10月解約 | 0 | 18800 | 31601 |
音声通話機能解除調定金が毎月1,000円減っていって、毎月の基本料金が6ヶ月間は1,000円なので、最初の6ヶ月間はどこで解約しても費用は変わらないんですね。
そして初期費用や端末代金を合わせると、6ヶ月は25,801円(税抜)で、ビックカメラで普通に端末だけ購入する場合とほぼ変わりません。6ヶ月間BIC SIMを使えるというだけお得になります。
うーん…それなら解約の手間もあるし(忘れそうだし)私なら端末だけ普通に買ったほうがいいなぁ。
ポイント?
あまりお得じゃないなぁ、と思ってたのですが、最初に出した記事の画像をもう一度よく見てみると「さらにポイントサービス」と書いてありました。あぁ、これがあったか!と思ったのですがビックカメラ.comで見るとOPPO R15 Neoでもらえるビックポイントは279ポイント、1%です。10%だったならさらに2,700円分が実質安くなるのでありかなぁ?と思ったのですが、279ポイントじゃ焼け石に水ですね。
結局なんでなの?
合計金額を見てみても、やっぱり「BIC SIM分がお得」というだけです。もともとBIC SIMを契約しようとしてたとか、格安SIMに興味があったという人ならわかるのですが、こういうので複数台購入する人はなんなんでしょうね?あとで売るにしても利益が出るわけでもないですし。今回が利益でないだけでもっと安いときは利益が出るから?たしかに今回はOPPO R15 Neoを複数台買ってる人は見てないけど…。
まぁ、とりあえず今後同じような案件があったとしても、即解約の場合で約13,000円がプラスしてかかるということだけわかったので良しとします。13,000円…。私にはやっぱり縁のない話だったのかもしれません。