スマホ画面のアスペクト比は縦長になってきているのか？データをざっくり見てみる

スマホファーストと呼ばれて久しいですが、そのスマホの画面も昔と今では少しずつ変わっています。昔は画面のアスペクト比（縦横比）がだいたい16:9でしたが、最近…とはいってももう2年くらいですが、それよりも縦長な物が増えてきました。

最近のスマホは16:9のものを探すのが難しいくらいになっているのですが、実際のユーザーの環境はどうなってるのか、自分のサイトのデータを見てみました。

ざっくりとです

とりあえず、一般的なもののデータが欲しいのではなく、あくまで自分のサイトで自分のこれからのサイト制作・運営に使うためなので、自分のサイトのデータしか見てません。

ユーザー層としては偏ってると思いますが、別に自分のサイト用だからいいんです。あと、そんなに細かいデータだとか、それを見てちゃんとした考察とか、そんなんじゃないです。ざっくりです。ざっくりわかれば良いんです。

上位の画面解像度

とりあえず、自分のメインサイトのアナリティクスから、デバイスがモバイルのものの画面解像度を見てみました。なんかめっちゃ種類がありましたけど、その中から100件取り出して見ました。

とりあえず、上位10位までの画面解像度は以下のとおりです。

ざっくりですが。1位の360×640というのは、まぁ標準というかなんというか。iPhoneは知らないですけど、Androidは2017年はじめくらいまでは、ほとんどがこれでした。
その下はけっこうバラバラですが、概ね16:9よりは縦長なものが多いように見えます。というか、ホント種類多いです。こんなにあるのか、本当にあるのか？というくらいに。

アスペクト比ごとにざっくりまとめた

375×667は厳密に見ると16:9ではないですが、まぁだいたい16:9です。そんなかんじで、上位100位までをだいたいでざっくりまとめて、それぞれのアスペクト比が全体の何%くらいなのかを見てみました。

おー…。16:9が46.26%で、それよりも縦長なものが合計42.66%くらいです。残りの10%くらいは100位までに入らなかった解像度の子たちです。

16:9かそれより縦長か、ということであれば、まぁだいたい半々、16:9は半分を切った、といったところですね。おぉ、そんなに縦長端末に移行してるのか。

何の役に立つの？

こんなの調べてどうするんだ？どうせスクロールするんだからどこまでが1画面かとかあまり関係ないだろ。みたいに思うかもしれません。まぁそうなんですけど。

ファーストビュー

今は違いますが、昔はスマホのファーストビューにアドセンスの320×250の広告ユニットを置くのはだめでした。今はそうでもないみたいですけど。なので、どこまでがファーストビューなのか知っておく必要があります。ありました。

固定のメニューや広告

ブログで、画面下部にメニューを固定していたり、そこに広告を常時表示してスクロールしても追尾してくるようにしている人もいると思います。

これ、隅の小さな範囲とはいえ画面を常に占領しているのでヘイトを集めやすいところです。ただ、これが縦長端末になると、覆われてない表示領域が広いせいなのか、16:9の端末の頃よりも気にしなくなります。（私の中ではね。）Xperia 1のような21:9ともなればなおさらです。

なので、16:9よりも広い（縦長な）スマホがもっと増えて、60%とかになったら、そういう広告を置いてもうざがられることは少ないのではないでしょうか。

まぁ、今はようやく半分切ったところなので、まだ時期尚早かもしれませんけどね。

そろそろ縦長端末を基準に考えても良いかもしれない

こうした縦長端末が出始めたのは、2年ちょっと前のGalaxy S8くらいからだったと思います。それから2年経って、今新しく出るスマホはほとんどが16:9よりは縦長で、多くは18:9ですがそれ以上もたくさんあります。スマホを2年で買い換える人が多いとすれば、そろそろ縦長端末が主流になる頃ではないでしょうか。

まぁ、サイトのユーザ層にもよると思いますが、私のサイトの場合は縦長端末を基準にしても悪くなさそうです。画面下の追尾型広告はたぶんやりませんが、上部固定とか、下部にメニューとかはやっても良いかもしれませんね。