10月の終わりから保護猫のトライアルが始まり、猫様2匹との暮らしが始まりました。始まって早々に事件は起こるもので、ちょっとした脱走騒ぎがありました。まぁけっきょく脱走してなかったので脱走疑惑、だったのですが。
11月4日朝、キジトラの姿が見えず
前回書いた通り、1日目はずっとケージの中にいたものの、2日目の夜にケージの扉を開けたら外に出てきました。その後はケージの中にいたり外にいたり好きにさせていました。今思えば、これが良くなかったのです。
11月4日(7日目)の朝のこと、起きてリビングへ行くとキジトラの子が見当たりません。夜はケージの中に入れてたのですが、その前日はベッドの下に入り込んだまま出てこなかったのでそのまま寝てしまったのでした。寝るときは勝手にケージに戻るだろう、と思い込んで。
あれ?あれ?どこに行ったんだろう?まぁそのうち出てくるかな?と思っていたら発見しました。
リビングの吹き抜けの梁の上にいました。
えー…そんなところ、どうやって登ったのさ…?
なかなか降りてこない…というか、降りられない?と思って脚立を用意しました。人間がこれ登って迎えに行くのは怖いので、この状態で放置。そのうち降りてくるだろう、と。
で、しばらくしていつの間にか降りてきてました。良かった良かった。
…と、ここでちゃんと対策しておけばよかったんですよね…。
11月5日、朝から夜まで姿を見せず。まさか脱走…?
翌11月5日の朝も同じような状況でした。が、今度は梁の上にもおらず、まったく姿が見えない。まぁそのうちお腹が空けば姿を見せるか…と思っていたのだけど、夜になっても姿を見せず。
え?まさか本当に家の中にいない?脱走した?でも脱走できる場所なんてないし、今日玄関のドアを開けたのは1,2回で、さすがにその時に一緒に出てたら気づくだろ?
本当に姿を見せないので、とりあえず保護主さんに連絡。すると捕獲器を持ってきてくれることに。
しばらく保護主さんと一緒に家の中の隠れそうなところを探して、やっぱり見つからないのでリビングと裏庭に捕獲器を設置。これでしばらく様子を見ることに。
…
そして保護主さんが帰って数時間、私も寝ようとした時にリビングのケージでもう1匹残った白い猫が騒ぎ始めました。何だ何だ?と降りていくと、ダダダッと足元を駆け抜ける音!キジトラの子でした。
少し追いかけっこになって、台所に逃げ込んだキジトラの子。しかし私が台所に行くと姿が見えず…。え?どこに消えた…?と探してみると…
い、いたー!なんとガステーブルの中に隠れてました。うちはガステーブルは使っておらず、この上にIHコンロを置いて使っていました。で、微妙な段差等でガタガタするのでガステーブルの五徳とその下の蓋みたいなのを外してたんですね。そこを通って中に隠れていたようです。
いやここ、昼間探した時に一度見た気がするんだけど、中の方までは見なかったんだよな…。あの時から中にいたのか…。
そして、ここから出そうとちゅ~るとかで気を引いてみたのだけど出てこず。無理やり出そうにも狭すぎていろいろ引っかかってしまう。というわけで諦めて寝ることに。家の中にいることは確定したし、リビングにはまだ捕獲器あるし、朝それに引っかかってるかも、と思いながら。
…
そして夜が明けた!
…また姿が見えず!ど、どこに行ったー!?ガステーブルの中にはもういないぞ?
また家の中を探しまくり…というか今回はまた1つ失敗していて、普段は閉じてる部屋のドアを開けっ放しにして寝てしまっていたのでした。なのでその部屋にいるのかなー?と念入りに探してみたところ…押し入れの隅に隠れていました。
今度こそ捕まえないと…と、かなり無理やり引っ張り出すと過去一番の抵抗にあい、手を引っかかれたり噛まれたり。ガッツリ傷をつけられてしまいました…。
その後、また変なところに隠れられてしまいましたが、なんとか捕まえられました。
むっすー。
風邪っぴき
さすがにまる1日以上変な場所に隠れたりしていたからか、そもそも家の中が寒かったからか、どうやら風邪を引いてしまったようです。かなり目やにが出てました。
これもまた保護主さんが病院へ連れて行ってくれました。トライアル期間とはいえ、お世話になりっぱなしです。
そんなわけで、2匹とも1週間は薬を飲んで目薬をさすことに、薬は朝晩ちゅ~るに混ぜて与えるだけで簡単。問題は目薬で、さすがに猫歴がほとんどない私には難しいということで保護主さんが通ってくれることに。いや本当にお世話になりっぱなしです。
実際は、保護主さんの猫友達の方がうちの近くに住んでおり、その人にも協力してもらって1週間、薬と目薬を与えてきました。最後の方には私も自分だけで目薬させるようになりましたよ。
だいぶ元気になりました。
反省点
やっぱり、2日目から外に出してしまったこと、そのあともあまり慣れないままに外に出して好き勝手やらせてしまっていたのが良くなかったようです。
ケージの外と言っても、だいたいは寝室のベッドの下で固まっていたりしたので、なんというか、家の中で野良猫状態になっていたようです。ケージが「帰る家」ではなかった、と。
やっぱりまずはケージの中で家と人にしっかり慣れさせて、それから出すべきだったようです。というわけで、それからはキジトラの子はずっとケージの中です。白い子はわりと慣れていておもちゃで遊んだりもしていたので昼間は外に出しておくことに。
そろそろ脱走騒ぎから2週間になりますが、試しにキジトラの子を外に出してみたら、また煙突の裏に逃げられてしまいました。最近は抱っこもさせてくれるようになったのでなんとか捕まえられましたけど…。まだまだ先は長そうです。
…
うーん…同時期にトライアルを始めたお宅の家々ではもうかなり慣れてすっかりその家の子になっているようなんですが、うちは厳しいですねぇ。まぁ、焦らずにゆっくり、ゆっくりです。