私ははてなを2003年頃から使っています。最初に使ったのははてなダイアリー。そして今回話題にしたい「はてなブックマーク」が始まったのは2005年のことです。
はてなブックマーク…はてブを私が使い始めたのは、今調べてみたところ2007年1月22日に初めてのブックマークを行ってました。始めは本当に「オンラインブックマーク」としての役割で使っていましたが、そのうちコメントを読んだり書いたりといった楽しみも見つけました。が、いつの間にかだんだん使わなくなりました。情報収集としては見ていたのですが、自分がブックマークすることは少なめに。最近はまだ少しずつ使うようになってきました。
はてブを使ってる人が周りにあまりいない?
以前、Twitter上でちょっと聞いてみたんですね。
はてなブックマークって使ってる?
— orefolder (@orefolder) 2016年10月24日
回答者数も少なかったですけど、はてブを使ってる人はかなり少なかったです。実際、自分のタイムラインでははてブで話題になっている記事のURLが流れてくるとかブクマツイートだとかはほとんど流れてきません。私のサイトもブクマされません。はてブの新着とか見てると「え、なんでこんな記事がこんなにはてブされて、私の書いた同じような題材の記事が1個もブクマされないの!?」と思うこともよくあります。
だったら、自分のフォロワーとかにはてブを広めるか、はてブを使う人の方に自分が移動するかじゃないですか。じゃあ広めるにはどうしたらいいのか?何が良くてはてブをやるのか、ちょっと考えてみました。
はてなブックマークとは
そもそもはてなブックマークってなんだろう?はてなの公式の案内はどんなんなんだ?と思ったら以下のページに行き当たりました。
はてな曰く、
はてなブックマークは、オンラインにブックマークを保存・公開することで新しい体験ができる、ソーシャルブックマークです。はてなブックマークを利用すると、インターネットの情報をより深く理解でき、良質なページをより少ない時間で見つけられます。ブックマークすることで、知らないだれかと価値を共有するのは、すばらしいことです!
はてなブックマークって? – はてなブックマーク
はてなブックマークの特徴として「保存」「共有」「発見」を挙げています。
「保存」は、オンラインブックマークとしての機能で、使ってるデバイスに縛られない、ネット上でどこからでもアクセスできるブックマーク。
「共有」は、ブックマークにコメントを付けたり、同じ記事に対する他の人のそれを見たり、という機能。スターもあるのでごく簡単なコミュニケーションができます。
「発見」は、ブックマーク数の多い記事の一覧ページから「今話題の記事」を知るということ。はてなユーザーによるキュレーションとも言えるのかもしれません。
うーん…。「共有」と「発見」は、はてなユーザーでなくても楽しめるんですよね。「はてなブックマーク」というサイトを利用する(閲覧する)理由にはなっても、自分がブックマークする理由にはちょっと弱いです。
じゃあ、はてなブックマークを(ブクマするように)人に勧めるなら、なんと言えば良いのか?「どこからでもネットでアクセスできて”あとで読む”できるよ」って?うーん、弱い。
自分にとって何がメリットか?
こういう時はいちばん身近なユーザーである自分自身に聞いてみるのが一番です。自分はなぜはてなブックマークを使っているのか、ひいてはなぜ一時期使わなくなったのか。
サイトPVとかのため
3ブクマ以上で新着に載って、もっと増えると注目されてPVが増えるし、被リンクももらえてSEO的にも美味しい…なんていうのはあくまでサイト運営者的視点であるし、自分がはてブする理由にはならないので違います。
保存してあとで読むため
自分があとから必要とするかもしれない情報を保存しておくため。これはあります。タグ付けもできますし、オンラインブックマークとして真っ当な使い方です。これが役に立ったことも数知れずあります。
ただ、ねぇ…「あとで読む」としてものを、実際にあとで読んだことなんで、何回あるのか。一度ブックマークしたものをもう一度読み直すことがどれだけあるのか。ブラウザの「ブックマーク」は「普段使う」ためのものだけど、はてブの「ブックマーク」は「使う」ではなく「保存」ですよね。保存してどうするのか?というブクマも多い。
コメントによる軽いコミュニケーション
コミュニケーションというよりは一方的に言い放っているだけですが。ブログなりにはコメント欄あるのに、そちらには誰も書き込まず、はてブのコメントにはめっちゃコメントある、なんていうのよく見かけますよね。独り言的なコメントなら良いけど、書いた人に言いたいならはてブじゃなくて元記事のコメント欄に書けよ、的なの多いです。
でもはてブのコメント欄だとスターもらえることもあるし、記事書いた人が見えないからか好き勝手言ってしまうしだからか、とても書きやすい。(ブクマタワーは置いといて)言いっぱなしになるので不毛なやり取りに発展することもないです。
気軽に書けるからコメントも多く、自分と同じ考えの人を見ると安心するし、うまいこと言ってスターもらえると嬉しいし、やっぱりそういうところなのかな、と。
なぜ一時期はてブから離れたのか
まぁ、これは…自分の環境が大きいでしょうか。はてブをかなり利用していた頃は暇な職場だったので…。職場ではてブチェックとかしなくなるとあまりブクマしなくなりました。チェックだけはしてましたけど。
そうこうしているうちに、はてブコメントの雰囲気も変わってきましたね。以前はもっとツッコミとかネタとか、わりとマイナスの感情も多かったのですが、いつのまにか「いわゆるブロガー」が興ってきて、互助会的なものとか「さすが」「参考になります」「すごーい」的なものが増えてきた印象です。
まとめ
うーん…やっぱり自分が求めていたのは緩やかなコミュニケーション…ではなく、安心と承認欲求だったのかな、と。「ほら、他の人もこんなコメントしている」「コメントにスター付いた!」とかそういうので喜んでいた気がします。で、そういうコミュニケーションとか承認欲求を満たすものがTwitterに取って代わられたのではないか、と。
うーん…。
うーん…。
やっぱり、そういうので人にはてなブックマークを勧めるのって、なんか違うよな…。はてなブックマーク、何が楽しくてブクマするんでしょうね。けっきょくオンラインブックマークとして推すのが一番いいんでしょうか。